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9価HPVワクチン（シルガード9）の1回目を接種するときに9～14歳の方は3回接種も2回接種も可能です

HPVワクチンのうち、4価ワクチン（ガーダシル）と2価ワクチン（サーバリックス）は全部で3回接種する必要があります。

シルガード9も3回接種が原則でしたが、海外のデータでは2回接種でも効果が十分であることから、日本でも2023年4月から2回接種が公費助成の対象になりました。

3回接種でも2回接種でも公費助成の対象です。

現在、日本以外では80以上の国と地域で2回接種が行われています。

2回投与をした後（7か月目）に抗体検査をすると、どのHPVの型も100%だったと報告されています。

ただし、長期的な抗体の持続に関するデータはまだ十分ではありません。

副反応については、2回接種と3回接種を比較しても差はありません。

2回接種の場合、最低5か月以上空けること、そして13か月以上空けないことが必要です。また、1回目と2回目の間が5か月未満の場合は、3回目の接種が必要です。

シルガード９以外のワクチンによる『2回接種』の交互接種はできません。

男性はシルガード9は打てません。男性が打てるHPVワクチンはガーダシルのみです。

当院で接種された方々は皆様、気丈に「大丈夫でした」とお話ししてくださいます。

でも注射は痛いので、打たなくていいなら打ちたくないですよね。

通院や注射の負担が減ることが期待されますので、ご希望の方はお申し出ください。

ワクチン接種のご予約は1週間前までにお電話(03-3818-1132)でお願いいたします。

どのワクチンにするか、何回接種にするかお悩みの方は、診察をご予約して医師にご相談ください。お決まりになられましたら、ワクチン接種のご予約を承ります。

HPVワクチンにつきましてはQ&Aに今までのブログをまとめてありますので、ご参照ください。