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子宮頸がん検診で細胞診異常を指摘され、要精密検査と言われた方

  • 2023年11月1日
  • Q&A

Q. 子宮頸がん検診の結果がASC-USでした。

A.

【ASC-USとは】

ASC-US(Atypical squamous cells of undetermined significance)は「意義不明な異型 扁平上皮細胞」と訳されます。細胞の異常が疑われるものの、断定しきれないという結果です。

【ハイリスクHPV検査】

子宮頸がんの原因になるハイリスク HPV(主に以下の種類があります:16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,66,68)に感染しているか、子宮頸部をこすって検査をします。

ハイリスクHPVはASC-USの約50% に検出され、約10~20% は組織診で中等度異形成や高度異形成、上皮内癌と最終診断されるとされています。ASC-US と判定された場合は、ただちに HPV 検査を実施し、陽性の場合にコルポスコピー・生検を実施する必要があります。

HPVが陰性の場合は 1 年後の細胞診再検でよいとされています。

【ハイリスクHPV検査を行わない場合】

ハイリスク HPV 検査を実施できない場合は、6か月後と1年後の2回細胞診を再検する(どちらか一方でもASC以上ならコルポスコピー・生検を行い、2 回とも陰性なら通常の検診間隔に戻す)方法があります。

当院では、原則ハイリスクHPV検査をおすすめしております。Webまたはお電話で診療の予約をお取りください。初診日に内診で検査をいたします。検査自体は数分で終わり、後日結果をお伝えいたします。検査前後は特に制限はございません。

検査結果を必ずご持参ください。保険診療ですので、結果が確認できない場合は、検査は行えません。

ご不明点はお気軽にご相談ください。

 

Q. 子宮がん検診の結果がLSILまたは HSILまたは AGCまたはASC-Hでした

A. 細胞診(子宮頸がん検診)でLSIL, HSIL, AGC, ASC-Hだった方は、精密検査としてコルポスコピーと組織検査を行います。

検査結果を必ずご持参ください。保険診療ですので、結果が確認できない場合は、精密検査は行えません。

【検査を行う目的】

細胞診検査(子宮がん検診)だけでは悪性腫瘍の前段階である異形成(形態に異常がある)の評価が不十分です。組織診を行うことで初めて確定診断できます。診断が確定しないと治療方針を決められなかったり、治療が遅れてしまったりする可能性が生じます。

【検査の内容と検査後の注意】

子宮頸部を酢酸で加工し、コルポスコープという拡大鏡を使って、病変部位を確認しながら組織を採取します。

子宮はとても出血しやすいため、わずかな傷でも出血します。出血を抑えるため、検査後に止血剤を使用したり腟内にガーゼを詰めたりします。検査当日は入浴、激しい運動や過度な飲酒などは避けてください。シャワーは可能です。性交渉は再出血の予防のため一週間ほどお控えください。次の外来で、組織検査の結果をお伝えいたします。結果によっては手術ができる病院へご紹介することもございます。

【起こりうる合併症と対応】

①疼痛

個人差はありますが、組織採取時に痛みを伴うことがあります。

②出血

組織採取時とその後1週間程度は、出血することが多いです。茶色いおりものが持続することがありますが、赤い鮮血でなければ基本的には心配ございません。通常の月経2日目より多い出血が持続する場合は、ご連絡の上ご来院ください。ほとんどの場合は圧迫で止血されますが、状況によっては縫合処置が必要になることがあります。

③感染

組織診を行った傷から感染を起こすことは極めて稀ですので、通常抗菌薬を使用することはありません。38℃を超える発熱がある場合はご来院のいただき、感染症の治療を行うことがあります。

検査のご予約はお電話(03-3818-1132)でのみ承ります。ご来院時は必ず検査結果をご持参ください。結果が確認できない場合は、別日に再度ご受診いただくことになります。

検査結果をデータでお持ちの方は、大変お手数ですが、検査日・検査施設・結果がわかるページを印刷してお持ちください。保険診療ですので、結果を確認できない場合は精密検査が行えません。

なお、内診台での検査時間が他の検査よりも長めであり痛みを伴うこともあるため、安全のためにお子様連れはお控えください。

診察の際に医師から検査の説明があります。説明書・同意書をダウンロードしてご署名いただいたものをご持参いただきますと、よりスムーズにご案内できますが、なくても大丈夫です。

 

Q. 子宮がん検診の結果がSCCやclassⅤ、またはAISやAdenocarcinomaでした。

A. 治療が必要になる可能性が高いため、手術などができる高次医療機関をご受診ください。受診される病院に悩んでいらっしゃる場合は、ご相談ください。ご来院いただき、ご希望の病院宛にご紹介いたします。必ず検査結果をご持参ください。

                           
記事監修院長 杉森 弥生

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記事監修村川 裕子

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