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人工授精とは、排卵のタイミングに合わせて調整した精液を人工的に子宮内へ入れる治療法です。精子自身の運動性に期待する方法で、自然妊娠と同様に受精は卵管内で行われます。
精液所見(一般的に総運動精子数 10×106個以上が対象と言われています)やフーナーテストの結果が悪い場合や、タイミング法のステップアップ(タイミング法がうまくできない場合やなかなか妊娠に至らない場合の、次の治療法)として行われます。
排卵日を予測するために超音波検査を行い、人工授精の実施日を決定します。院内で精液の調整を行うため、必ずご夫婦で感染症の血液検査(B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルス、HIV、梅毒 ※自費)を受けていただきます。ただし、感染症の検査も人工授精も健康保険の適応ではないため、自費診療となりますのでご了承ください。なお、他院での検査結果をお持ちいただいても結構です。
人工授精から体外受精へステップアップする時期は、4~6回後が目安です。しかし女性のご年齢や合併症、男性の精子の状態によっては、早めに体外受精へステップアップを考えたほうが良い場合もありますので、医師にご相談ください。
当院には不妊治療が専門の生殖医療専門医が在籍しております。
※2022年1月26日のクリニック日記で、2022年4月からの不妊治療 保険適用拡大についてご紹介しております。