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子宮脱ってきいたことありますか?
腟から子宮がでてきてしまうことを言います。
お産の回数が多かったり、大きい赤ちゃんを出産されたりした方に多いといわれていますが、近年の欧米式の生活様式で骨盤底筋が弱くなったともいわれ、多くの方が悩んでいる症状です。
少し前に某テレビ局の番組で取り上げられたことからか、問い合わせを受けることが多くなりました。
当院ではペッサリーというリングを腟の中にはめて子宮が下がってこないようにする方法で支援をしています。
このペッサリーには、
クリニックで
医師が
3か月毎に交換する方法(連続法)
と
ご自宅で
ご自身が
毎日、朝入れて寝る前に取り出す方法(自己着脱法)
の2種類があります。
◎正しい位置に入れられる
◎ご自身の手技に関係なく挿入できる
◎ご自身の認知機能に関係なく挿入できる
× 入れっぱなしにすることで腟壁に傷がついたりすることがある
× 定期的に交換しないと汚れてしまい、感染のリスクがある
◎必要なときだけ着ければよい
◎寝ているときは外せるので、腟に不要な負担をかけない(傷つきにくい)
◎頻繁に来院する必要がない
× 手技獲得までに時間がかかることもある
× つけない時に、子宮がお股にはまっているような感じがする方もいる(個人差があります)
下がってくるのは子宮だけではなく、膀胱や直腸であることもあります。
全てまとめて『骨盤内臓器脱』といいます。
症状は様々で、下がってくる不快感の他にも頻尿や排便異常などがあります。
症状があり、不安な方や気になる方はお気軽にスタッフまでご相談ください。
また、ご高齢の方は実は困っていても『歳のせいだから』と諦めていたり、婦人科で解決することをご存知なかったりすることも多いです。
もしご高齢のお母様とお話しする機会がございましたら、一言お声かけしてみてください。