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子宮内避妊システム(IUS)・子宮内避妊具(IUD)


従来、子宮内に銅付加子宮内避妊具(IUD;Intrauterine device)を設置する避妊法が長らく行われてきました。OCのように毎日同じ時間に薬を飲む必要がなく、設置すれば数年効果がみられます。 レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS 商品名:ミレーナ®)は、IUDと同じ形をしており、同じ様に子宮内に設置するものですが、レボノルゲストレルという黄体ホルモンを持続的に放出して、子宮内膜を薄くします。その結果、妊娠させにくくしたり過多月経や月経困難症の治療をしたりします。IUS(Intrauterine system)と呼ばれています。

IUSもIUDも、月経中に外来にて挿入します。15分ほどで終わります。挿入前に予め子宮内膜細胞診(子宮体がんを否定しておきます)と、子宮頸部の淋菌感染症とクラミジア感染症の検査(子宮内感染を予防します)をする必要があります。他院で行っている場合は、結果をお持ちください。

なお、内診台での検査時間が他の検査よりも長めであり痛みを伴うこともあるため、挿入する日は安全のためにお子様連れはお控えください。

合併症に子宮穿孔や脱落があります。挿入後は、定期的に正しい子宮内の位置にあるか超音波検査で確認する必要があります。また、原則的に5年間で新しいものに入れ替えます。妊娠したくなったら、外せば可能です。授乳中も挿入できます。

OC・LEP、IUD、IUSについての比較を表にまとめました。


*パール指数:100人の女性が1年間使用して何人するかを表したものです。数字が低いほど、避妊効果が高いです。

                           
記事監修院長 杉森 弥生

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記事監修村川 裕子

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