MENU

ブログ

Blog

9価HPVワクチン 定期接種 ~2023年4月から~①


こんにちは。

子宮頸がんに対する9価HPVワクチンの定期接種化については前回の11月のブログで書きましたが、

その後、2022年11月8日の第50回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会において、より詳しいその内容が示されました。

*令和5年度から小学校6年生(12歳)から高校1年生(16歳)に相当する女子に、9価HPVワクチンを定期接種できる

*令和5年度に17歳から26歳になるキャッチアップ無料接種対象者に、9価HPVワクチンを接種できる

*同じワクチンを接種するのが原則ですが、2価・4価HPVワクチン接種の途中から9価ワクチンに切り替えてもよい (交互接種)

 

そして、現在日本では3回接種することになっていますが

海外では既に3回ではなく2回接種が多く、十分効果があるとされているため

日本でも2回接種を適用するかどうかの審議が続いています。

現状では、

「早期の実現を目指して働きかけを継続する」とされています。

また、日本産科婦人科学会がこの動きを歓迎する見解を示しています。

私たち産婦人科医は、子宮頸がんの予防のためにHPVワクチンと子宮頸がん検診の両方が大切と考えています。

昨年から急速に進んだHPVワクチンの定期接種と、今後の子宮頸がん検診率の向上に向けて、当院も皆様のご理解を得られるように努めてまいります。

男子への定期接種(中咽頭がん・陰茎がん・肛門がんなど、男性のHPV関連がんの予防)を行う国も増えていることから、日本でも進んでいくと思います。

将来、がんや前がん病変 (子宮頸がんなら異形成) でお悩みになったり、命を落としたりする方が減っていくことを目指してまいります。

 

 

HPVワクチンにつきましてはQ&Aに今までのブログをまとめてありますので、ご参照ください。

                           
記事監修院長 杉森 弥生

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
  • 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
  • 日本女性医学学会
  • 日本産科婦人科内視鏡学会
  • 日本緩和医療学会
  • 日本性感染症学会
  • 日本思春期学会
詳しい医師紹介を見る クリニックの予約を取る
記事監修村川 裕子

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
  • 日本生殖医学会 生殖医療専門医
  • 日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
  • 周産期・新生児学会
  • 日本産科婦人科内視鏡学会
  • 日本思春期学会
  • 日本性感染症学会
詳しい医師紹介を見る クリニックの予約を取る

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ