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生理の量が多い(過多月経)


こんにちは。

毎月の生理、「他の人より多いな」と思ったことはありませんか?

 

生理のときの経血の量が異常に多いことを「過多月経」といいます。

日本産科婦人科学会では、正常な経血の量の基準を1回の生理で20〜140mlとしています。

実際に量を測ることは難しいのですが、過多月経かどうか判断するためのポイントはあります。

*日中でも夜用のナプキンを使っている
*ナプキンやタンポンが1-2時間で漏れてしまう
*毎月、経血量の多い期間が8日以上続く
*健康診断などで、血液中の鉄が少ないと指摘された

ひどいかたは、月経中の外出も難しいそうです。

原因としては、子宮の病変(子宮筋腫、子宮腺筋症等)やホルモンバランスの影響(過多月経は一時的なことが多いです)、内科的疾患(血が固まりにくい体質や血液の病気等)が挙げられます。

過多月経自体も不愉快ですが、さらに貧血が進行してしまうと命にかかわることもあります。

貧血はゆっくりゆっくり進行するので、症状が出るころには普通の方の半分の血の濃さしかない方も散見されます。

貧血がひどくなると、めまいがしたり、疲れやすくなったり、階段をのぼるときに息切れがしたりします。

子宮の病変やホルモンバラスの影響であれば、婦人科で対応いたします。

血液の病気であれば内科の治療が必要になります。

 

原因にもよりますが、婦人科ではホルモン治療、手術、子宮動脈塞栓術(現時点で子宮筋腫のみ保険適用です)をご提案できます。

過多月経自体がお困りでなければ、貧血に対してのみ鉄剤内服を続けるのも有効です。

「過多月経かな」と不安になったらいつでもご相談ください。

 

なお、現在当院では子宮筋腫による過多月経の方に対して治験を行っております。

ご興味のある方は、QRコードを読み取り、必要事項を入力してお問い合わせください。

担当者よりご連絡いたします。

 

                           
記事監修院長 杉森 弥生

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  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
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記事監修村川 裕子

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