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前回のブログの続きです。
性交渉が難しい原因はいくつかありますが、一部は病的な内容で、医師による治療が必要になります。
超音波やMRIなどの画像には映らない深部内膜症も性交痛の原因になります。
子宮内膜症は月経痛や排卵痛、排便時痛など様々な痛みの原因になります。
保険のピルなどのホルモン治療が大変有効ですので医師にご相談ください。
場所や大きさによっては、違和感や痛みの原因になり得ます。
子宮頸管炎や骨盤炎症性疾患などの感染症
検査で原因を同定し、抗菌薬で治療すれば原因を除去できます。
処女膜強靭症
手術が必要になります。当院では行っておりませんのでご了承ください。
更年期を経て閉経すると、女性ホルモンが減り、腟壁の潤いや、はりが乏しくなるため、性交痛を生じます。当院ではホルモン剤で対応しますが、レーザー治療を行っている施設もあります。
卵巣機能不全や無月経、産後の方
女性ホルモンの分泌が減少すると、腟のうるおいがなくなって性交痛を感じることがあります。
産後の方は、女性ホルモンの分泌が正常になれば改善します。出産時の会陰裂傷や切開の傷がひきつれて痛みを感じることもあります。
一部のピルを内服中の方
性欲が低下する傾向のあるピルを飲んでいる方は、ピルの種類を替えることで症状が改善する場合があります。
主に性交渉自体の問題の場合は、ぜひ助産師外来でご相談ください。
次のブログに続きます。