MENU

ブログ

Blog

腟から何かが出てる!!


子宮脱ってきいたことありますか?

腟から子宮がでてきてしまうことを言います。

お産の回数が多かったり、大きい赤ちゃんを出産されたりした方に多いといわれていますが、近年の欧米式の生活様式で骨盤底筋が弱くなったともいわれ、多くの方が悩んでいる症状です。

 

少し前に某テレビ局の番組で取り上げられたことからか、問い合わせを受けることが多くなりました。

当院ではペッサリーというリングを腟の中にはめて子宮が下がってこないようにする方法で支援をしています。

 

このペッサリーには、

クリニックで

医師が

3か月毎に交換する方法(連続法)

ご自宅で

ご自身が

毎日、朝入れて寝る前に取り出す方法(自己着脱法

の2種類があります。

 

医師が交換するメリットは

◎正しい位置に入れられる

◎ご自身の手技に関係なく挿入できる

◎ご自身の認知機能に関係なく挿入できる

医師が交換するデメリットは

× 入れっぱなしにすることで腟壁に傷がついたりすることがある

× 定期的に交換しないと汚れてしまい、感染のリスクがある

ご自身で毎日着脱する(自己着脱法の)メリットは

◎必要なときだけ着ければよい

◎寝ているときは外せるので、腟に不要な負担をかけない(傷つきにくい)

◎頻繁に来院する必要がない

ご自身で毎日着脱する(自己着脱法の)デメリットは

× 手技獲得までに時間がかかることもある

× つけない時に、子宮がお股にはまっているような感じがする方もいる(個人差があります)

 

下がってくるのは子宮だけではなく、膀胱や直腸であることもあります。

全てまとめて『骨盤内臓器脱』といいます。

症状は様々で、下がってくる不快感の他にも頻尿や排便異常などがあります。

症状があり、不安な方や気になる方はお気軽にスタッフまでご相談ください。

また、ご高齢の方は実は困っていても『歳のせいだから』と諦めていたり婦人科で解決することをご存知なかったりすることも多いです。

もしご高齢のお母様とお話しする機会がございましたら、一言お声かけしてみてください。

                           
記事監修院長 杉森 弥生

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
  • 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
  • 日本女性医学学会
  • 日本産科婦人科内視鏡学会
  • 日本緩和医療学会
  • 日本性感染症学会
  • 日本思春期学会
詳しい医師紹介を見る クリニックの予約を取る
記事監修村川 裕子

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
  • 日本生殖医学会 生殖医療専門医
  • 日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
  • 周産期・新生児学会
  • 日本産科婦人科内視鏡学会
  • 日本思春期学会
  • 日本性感染症学会
詳しい医師紹介を見る クリニックの予約を取る

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ