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コルポスコピーは、子宮の腟部を拡大して観察する顕微鏡のことです。子宮頸部細胞診(いわゆる一般的に“子宮がん検診”と呼ばれる病理検査)に異常を認めた場合に、精密検査として行います。
子宮頸部細胞診でASC-US以外の異常(LSILやHSILなど)を指摘された場合は必要です。
コルポスコピーによって肉眼では見られない病変を発見して一部を切り取り(生検といいます)、それを病理検査(子宮頸部組織診)に提出し、悪性(がんなど)かどうか判断します。通常、コルポスコピーでの観察と病理検査(子宮頸部組織診)の結果とあわせて診断します。また、細胞診で異常が出たの経過観察の際にも行います。
検査の際に起こりうるものとして、軽い出血や痛み、ごくまれに感染があります。たいていの場合、出 血は少量であり数日で自然に治まります。生検の際に出血が多い場合は、止血剤や感染防止のための抗生物質を処方することがあります。
なるべく出血を抑えるために、月経期間は避けてください。検査後はタンポンの使用を避け、検査当日は激しい運動や飲酒、入浴をお控えいただきシャワーのみにしてください。性交渉は再出血の予防のために一週間ほどお控えください。
当院では、どの曜日でもコルポスコピーと子宮頸部組織診(生検)を受けていただけますが、院内からの予約が必要です。恐れ入りますが、診療時間内にお電話にてご予約ください。
予約外で来院された方は、別日にご予約いただく可能性もございますのでご了承ください。
なお、内診台での検査時間が他の検査よりも長めであり痛みを伴うこともあるため、安全のためにお子様連れはお控えください。
当院には婦人科腫瘍専門医とがん治療認定医が在籍しております。